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アンダーシャツの共同開発

『いかに故障をせず、強くなるか』これはアスリートや指導者にとって、永遠の課題です。
この課題解決のため、日々絶えざる努力と研究が続けられ、そして幾多の学説や理論が生まれ、種々のトレーニング法が考え出されています。現代社会においてはインターネットを始め各種メディアを通じて容易に世界の情報を手にすることが可能となりました。

しかしながら、日本のアスリートは世界に通用するようになったでしょうか?一部の競技では飛躍的な伸びを示していますが、かつてお家芸といわれたいくつかの競技においてはオリンピックや世界選手権に出場することすらできない状況です。

これには、科学万能による利便化が図られた物質的文化生活のため、心身のバランスを失い、身体的にも精神的にも不調和を起こしたり、情報化社会に埋もれ「何が本質か」ということを見失い、目先の現象にとらわれ身動きできなくなっていることが原因の一つであることは否定できません。

このような現状を考えると、アスリートが真に「強くなる」ためには、起こっている現象にとらわれず、本質を見極める力、こころと身体の調和を取ることが必要であると痛感せざるを得ません。

キネティックフォーラムは、25年にわたる臨床とスポーツの現場において経験と広い知識と深い思考による研究に基づき、痛みや故障に対する単なる対症療法ではなく、根本的な改善を目指して、人間も自然界の一部であるということを認識し、「自然界との調和」「こころと身体の調和」を前提に、「目に見えない体幹の偏りによる四肢の痛み」や「動作と筋緊張の相関性」を確立し、勉強会において会員の資質向上に努めてまいりました。

今回ゼット(株)米田部長様、浜田課長様の強い要望により、パワーユニットの開発に携わらせていただきました。現在、同業他社から様々な機能を謳ったウエアが出ていますが、現場の選手を無視して学問の場や研究室のデータだけに基づいて作られたものや、テーピング等の対症療法に基づいたものが多く、機能的ウエアとしては根本的な問題を解決していないと思われます。 

パワーユニットは、本会のBCトータルバランスシステムを受けたときと同じような感覚になるよう、生地の伸縮具合を部位別に変化させるという要望を出したところ、ゼット(株)さんに無縫製で実現化していただき、着用することによって必然的に合理的な動きができるアンダーシャツが生まれました。百聞は一見にしかず、百見は一触(着)にしかず、是非その感覚を一度着用して感じてください。
 


野球界においてファッション性と機能性を謳ったアンダーシャツが流行している中、ゼット(株)米田部長、ウエア企画浜田課長から「ストレッチ系のフィットするタイプのアンダーシャツが主流だが、見た目ではなく、機能的に選手の障害防止や競技力向上につながるようなphysical control wearを開発したい」という強い要望がありました。
キネティックフォーラムとしても米田部長、浜田課長の熱い想いに応えるべく、永年蓄積してきたデータと情報を提供し、「単なるフィット感」「皮膚感覚」ではなく「着用することによって動きやすくなる」というフィット感と機能面を兼ね備えた、今までに誰も袖を通したことがないような夢のようなアンダーシャツの開発に取り組みました。

開発のコンセプトは、「野球の筋肉が目をさます。」
超一流といわれる選手の動きをみると、どこにも力が入っていないように見えます。しかし、一般的には肩や腕に力が入り、力を抜こうと思っても力んでしまいます。
その原因は、随意筋と呼ばれる筋肉が不随意化してしまって、自分の思い通りに身体を動かすことができなくなっているからです。
今回の開発では、無駄な力みを無くすため、表層筋の緊張が出ないように、生地の伸縮具合に変化をもたせ、なおかつ皮膚への圧を一定にすること、更に無縫製でそれらを実現することによって、深層筋が働き、体幹が安定し、上肢は挙上、伸展しやすく体幹から上肢への力の伝達がスムーズに行くことを実現しました。


選手一人ひとりに試着してもらうと、異口同音に「動きやすい」「身体が軽く感じる」「バットが軽く感じ振りやすい」という感想が返ってきます。
また、着るまでは「どんな感じになるか」実感がわきにくいようであるが、着てもらうと、選手から「着たら説明を聞かなくてもこのウエアのよさがわかりますね」という返答が返ってきます。
キネティックフォーラムでは、様々なスポーツ選手をサポートしていますが、野球以外にも、陸上、トライアスロン、ホッケー、自転車等のトップアスリートも愛用しています。


すでに次のアイテムの開発を進めていますが、我々の情報を提供し、産官学とのパートナーシップによって全ての人に、貢献していきたいと思います。
 


 

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