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しかし、このように体幹から生まれる合理的な動作は、簡単にできるものではく、腕立て、腹筋、背筋、スクワット等長くトレーニングを積み重ねて行けばいくほどバランスのよい選手が、次第に減少していく傾向にあるのは悲しい事ですが、それは体幹と手や足のつながりを無視してウエイトトレーニングをがむしゃらに行うのが原因ではないでしょうか。
更にバイオメカにクス的分析を行い、あたかも理論的科学的なトレーニングとして、肩のインナーマッスルを鍛えることが流行しているようですが、かえって肩周囲のバランスを崩して可動域の制限や痛みにつながる事も多く見受けられますが、結果的に局所的に鍛えることで体幹から四肢にエネルギーを伝達して全身を合理的に使う動作ができなくなります。日頃、部分的に鍛えている四肢が先に働くことで四肢の力みにつながり体幹部を使いたくても使えないという結果
を招きます。
小、中学校でセンスの良い身体の使い方をして注目されていた選手が、高校でがむしゃらにウエイトトレーニングを行うことで筋肉がつき、身体は大きく成長したにもかかわらず、センスの良い身体の使い方が失われ、故障を繰り返した結果、姿を消していくという選手が日本中にはたくさんいるというのが現状です。
投球動作においても、手や足の動きにとらわれると、バランスの悪い不安定な動作をタイミングだけ合わし、とりあえず帳尻を合わせた中身のつながらない動作になりかねません。これでは、伸びのある生き生きとしたボールを投げる事は不可能です。
四肢の動きだけを捉えた理論が流行しているようですが、それらを鵜呑みにするのは危険すぎます。また、それらの理論も日々変化を続け徐々に局所的なものから変わってきていると思います。
しかし、まず外見上の動きの分析からそれも四肢の動きからの分析は合理的な動作が成り立つ要素の主従関係から考えると本質から逸脱しています。投球時の重要な要素のひとつである前腕の回内、回外をとらえてみても肋骨一本一本の動きが関係し左右されます。
肋骨の動きとなれば呼吸が重要となります。呼吸が重要となれば姿勢が重要となり、姿勢が重要となれば深層筋の連動が重要となります。深層筋となれば自分自身の内部に目を向け、集中することから感覚的なことを心で観る必要がでてきます。
体幹ベースボールは体幹内部を体感する事から始まります。今回も紹介するエクササイズを通じて自分自身の体幹内部を感覚してください。
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